Pick Up MV 

”nubian clouds over Saskia” MV
Junji Koyanagi


ポルトガルの音楽家The Beautiful Schizophonic(ザ・ビューティフル・スキゾフォニック)とサウンドアーティスト小野寺唯/Yui Onoderaのコラボレーションアルバム『Night Blossom』の為に制作されたMV、グランドピアノ、手、そして伴奏に合わせて鍵盤に映し出される建造物の直線的な形とシンプルな構造が楽曲の美しさを引き立たせている。小柳淳嗣/Junji Koyanagiの作るMVと言えばコラージュアニメーションを思い出すが、この作品はどちらかというと彼のソロでの活動の延長線にあるように思われる。世界観を表現すると言うよりは視覚によって楽曲の構造や静謐な雰囲気を映し出した作品。


Sound:The Beautiful Schizophonic+Yui Onodera


Movie:Junji Koyanagi

Artist Profile


小柳淳嗣/Junji Koyanagi

北海道札幌市出身。
武蔵野美術大学大学院デザイン専攻映像コース修了。
武蔵野美術大学非常勤講師。

映像作品から制作活動を始め、その延長として音、メディアアート作品等の制作を行う。音と映像による表現を中心に据え、 それらによる空間構成、環境設計をコンセプトに活動を展開している。

ソロでの活動以外に、pico pico stomachs、albireoなどのユニットでの活動、 舞踏、ダンスとのコラボレーション、music videoの制作などを行う。
過去にChiristophe Charles (Ritornell, Subrosa)、four color (12K, cubic music)、yui onodera (critical-path)等、数多くの共演を行っている。 また、舞踏、ダンスとのコラボレーションに、AURORA、ねねむ、music video制作にFilflaの”FROLICFON”(WEATHER033/HEADZ108)、serphの”accidental tourist”(ELECD-09)がある。

2003年から、音、映像、行為表現、デザイン、空間表現等といった視覚と聴覚の体験を中心としたコンセプトをもとに活動する団体 “ONZO”を運営し、イベント”Phantom Bug”の主催も行っている。
また、アーティスト同士のコミュニケーションハブとなる機会を提供する事を目的とした”アツマリ”を運営している。
2009年より、サウンドデザイン・建築・プロダクトデザインなど、様々なメディアにアプローチするサウンド&デザインレーベル”mAtter”に参加。
2010年より、小野寺唯、小柳淳嗣、濱崎幸友、神谷泰史の4人からなるアートグループ”+LUS”、アーティストランスペース飯田橋「文明」の運営を開始する。
個人のプロジェクトとしても、環境、空間を幅広い観点から総合的に認識するためのプロジェクト”celescape”を運営し、イベント、インスタレーション作品等で展開中である。
また、2010年より内装インスタレーション、映像などの演出を含めた音楽イベント”アリオト”を佐立努と開催している。

その他、2005年ICCにて行われたプロジェクト”Lib-LIVE!”(2005-)、 フランスと日本で行われたプロジェクト”SETSUZOKU”(2003-2004)、武蔵野美術大学と多摩美術大学の共同プロジェクト”nu:” (2003-2004)、 イギリスと日本で行われたプロジェクト”traversing territories”(2005-2006)などに参加。



Night Blossom

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ポルトガルのThe Beautiful Schizophonic(ザ・ビューティフル・スキゾフォニック)ことJorge Mantasと、Yui Onodera(小野寺唯)のコラボ2作目。本作『Night Blossom』は、2009年にリリースされ世界的に話題となった1stコラボレーション『Radiance』で見られた繊細で、透明感溢れるアンビエント/ドローンを受け継ぎながらも、さらに深みに磨きをかけ、微粒子の集合体が空間を漂うかのような繊細なドローンと、プロセッシングされた自然音や情景豊かなピアノが折り重なった、スケールの大きいサウンドスケープが描かれている。電子音響やサウンドアートの文脈で語られることの多い両アーティストだが、本作ではその核となる部分をしっかり押えながらも、絶妙なバランス感覚を持って新たなサウンド表現にチャレンジ。それは、4名の日本人ミュージシャンのゲスト参加にも現れている。電子音と器楽音の相性の良さを活かしたそのサウンドは、果てしなく広がる湿原をイメージさせるような雄大さを醸すel fogのヴィブラフォン(M-4)、ソプラノ・サックスをプロセッシングすることで新感覚の音響/音像を創り出すtaishi kamiya(神谷泰史)のM-5に顕著だ。また、オランダ在住のサックス/笙奏者、佐藤尚美はフィールドレコーディングで(M-5)、PLOPやSomeone Goodからのリリースで知られる女性アーティストのMikoは、日本語によるポエトリーリーディングで参加(M-6)。その肉声は繊細なドローンを巻き込んで、体内に沁み込んでいくかのよう。本作『Night Blossom』は、異なる2種類のパッケージでリリースされる。初回オーダー世界限定100枚として先陣を切るティンボックス仕様は、フォトカードとトラックリスト・シート入り。レギュラー・パッケージの紙ジャケットは、女性モデルを配した印象的なアートワークがジャケットを飾る。

Release Date : 2011.12.14(wed)
Artist: The Beautiful Schizophonic+Yui Onodera
label : Whereabouts Records
Media : CD

[Track List]

1.dreaming in the proximity of Mars
2.akathisia
3.nubian clouds over Saskia
4.washing in slow colours
5.siamese bloom
6.this crying age