Pick Up Sound

front-colour

Ēchóchrōma
Yuki Aida x Tomotsugu Nakamura

時代の狭間にあるアンビエント/ドローンその先にある音。
Yuki aidaとTomotsugu Nakamuraの良質なコラボレーション作品。

最近の相田悠希/Yuki Aidaの音は何処へ向かっているのだろう?
ソロでの活動、最近結成したAOR等の音源を聴いていると『日常に寄り添う音からの脱却』
ではないだろうかと感じている。
「音」は信号/記号、純粋な響きでありそこには一切の感情や風景的要素は存在しない。
それを如何に音楽という形式に落とし込み、世界を奏でるかが彼のテーマになっていると考えられる。

今作『Ēchóchrōma/エコクローマ』は(ギリシア語で音色ぐらいの意味)
音響作家の中村友胤/Tomotsugu Nakamuraとの共作である。
前述に述べた相田の音に対して中村の音は楽器やフィールドレコーディングを用いて制作される
温もりのある音色を特徴としており、そこには『日常の時間の流れ、その中にある穏やかな風景』を感じさせる
それでいてどこか刹那的で孤独を纏う音は彼の独特なセンスによる物だろう。

そんな相反する2人の方向性が結びついて生まれたのが今作『Ēchóchrōma/エコクローマ』だ
日々の時間が流れて行く様な中村の情景的な音の中に、「音は音だ」と主張するように高精細にクローズアップ
されていく相田の音がアクセントを加え絶妙な緊張感とバランスで2人の感性が融合する。

対極に位置する音がみごとに調和された良質なコラボレーション作品と言えるだろう。

文:編集部


[Ēchóchrōma/エコクローマ]



Release Date : 2014.9.17(wed)
label : Audiobulb Records
Media : Digital
Mastered by Dovuaski
Art Direction by Paul Bilger

[Track List]

01. mono
02. di
03. tri
04. tetra
05. penta
06. hexa
07. hepta
08. octa
09. nona
10. deca
11. undeca
12. dodeca

Order & Listen :ITMS/Boomkat



Artist Profile


相田悠希/Yuki Aida

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音楽レーベルmurmur recrdsを主宰しているサウンドアーティスト。
アンビエントとダンスミュージックを自在に行き来するその特異なスタイルで
国内外のアーティストや評論家からも高い評価を得る。
これまでにCF、心理療法、映画への楽曲提供と様々な作品を制作。
2010年には元guniw toolsの
ギタリストJakeと共作シングルを発表。
このまま行ってよし!僕の好きな感じのドローンです(坂本龍一)」

現在、電子音響に特化したレコードショップをオンラインにて運営。



中村友胤/Tomotsugu Nakamura

tomotsugu_photo

東京在住のサウンドアーティスト。自ら演奏した楽器やフィールドレコーディングを同時にプロセッシングする手法を中心に形成された独自のサウンドは、
国内外の様々なジャンルのアーティストからも支持を受けている。2014年3月にセカンドアルバムをkaikoよりリリース。
また、2014年7月9日にDarren MacClureとのコラボレーションユニット”suisen”の1stアルバムを畠山地平のレーベルWhite Paddy Mountainよりリリースした。